「はい。気をつけて帰って下さいね。」
帰る生徒に微笑みながら言う。
美人が一段と美人に見える。
私のクラスの担任、櫻井 優奈先生は美人で優しくてみんなから好かれてる先生。
もちろん私も好き。
ファンクラブもあるんだって。
まあ、そのことは置いときましょう。
とりあえず私は教室を出た。
小春の教室をのぞくと、そこにはルナと小春がいた。
「奏~!待ってたんだよ!さ、行こ行こ!」
「はぁ?」
小春に手首を掴まれた。
ぐいっと引っ張られる。
結構力強い。
そうだよね、小春も一応男だし。
「ルナぁ、コイツ私をどこに連れてくき?」
ルナは私を見てフッと笑った。
「大丈夫。あたしも行くから。」
こんな話をしながら学校を後にした。