食べ終えて、会計をする。
「じゃ、先行っといていいよ。」
もうお腹一杯で耐えらんない。
しかも、私が食べたパフェ、めっちゃ甘かった。
でもルナは余裕な顔。
ふと横を見ると中から小春が出てくののが見えた。
「じゃぁ、帰ろっか。」
コクリと頷いて歩き出す。
「パフェおいしかったね~。」
ルナと手をつないでいる小春。
ルナの方が私より可愛いし、お似合いじゃん。
なんで私なのかな。
「また来たいな~、ねっ奏!」
ルナがこっちを向いて言う。
「うん。」
適当に相槌を打っておく。
本当はルナの話なんか聞いちゃいなかった。
「ちょっと、チョコは先帰ってくれる?話したいことあるから。」
ルナが優しく言う。
「わかったよ。じゃあねっ!」
小春は手を振りながら走って行った。
もちろん、この会話も聞いちゃいない。
「奏、家来ない?」
ルナが話しかけるが、また、上の空。
「うん。」
そしてまた、適当な返事。
「じゃ、行くよ。」
ずりずり引きずられるようにしてルナの家に向かった。