(……って私、思いっきり異類人じゃん!)



もしかして、自分は既に捕らわれの身であるのか、アザールに訪ねた。



するとアザールは首を振った。



「そなたの事は私の父と母に言っておく。王には露見せぬように手配もしておく。私はそなたを元の宇宙に返すと約束した。必ず守る」



――また、心が軽くなる。