「やっと薬が効き始めたみたいダネ」
「「「!」」」
「……どう言う事だ。つかお前外人ヅラしてんじゃねぇよ。語尾にアルつけてる中国人の真似でもしてんのか?あ?聞いててイライラするんだけど」
「はは、ははは、いいぞもっとやれ」
うつろな目で智貴が言う。どうしよう……。
智 貴 が 壊 れ た。
応援(?)された勝平は不敵に笑う。
目が物凄く怖いので、喧嘩を売ってる不良のようだ。
「勝ちゃん……僕以外と浮気しないでよ?」
「俺はお前と付き合った記憶は無い。黙ってろ芋虫」
救いようのない気持ち悪さだと、睨みつけられて青くなっているノアに向き直っていたのが見えた。
でもそんなことより、壊れた智貴が心配だった。
このメンツではツッコミ役が務まらないからだ。
「智貴……大丈夫?」



