風の音がしてゆっくり目を開いた。


「おい、ノア。俺達をどうしたいんだ。」


あれ?

僕は何を言ってるんだろう。


まるで別人の中に居るような違和感に目を疑った。

手を動かそうとしても動かず、会話が続く。


「別に俺はあの学園につれテ行きタくないだけだヨ?」


「あの学園は魔法学校だからか?」

ほんのり頬が歪むのが分かった。


魔法…学校?

知らなかった事実にノアが止めた理由が分かった気がした。