「あいつらはどうした!!」


周囲がざわめく。ここには受験生が集まり、

もうすぐ試験が始まろうとしていた。


「どういうことなんですか!?」


教師は試験官に問うが、あっさり返される。



「受験者ですか?ここにいらっしゃる方々で全員ですよ?」


「え?そんな筈は――。」


4人の名前を出しても、誰もが知らないの一点張り。

「先生、徹夜でしょう?休んできてください。我々は試験を始めるので。」


渋々といったように一人の教師はその場を後にした。

次の日、その教師は事故に遭い、その4人を知る者はこの世から去った。