「これはどういうこと?」


まだアイス食べてなかったのに…。

はぁ…とため息をつくと、日本刀を持っている人が僕が刃物を隠し持ってないか、

探してるのに気づいた。


「残念ながら僕、刃物も拳銃も使ったことないんだ。持ってるのは智貴だけ。
……ノア、質問に答えて。」


ノアは観念したように言い放った。

「俺はネ、君達にアノ学園に行かないよう頼まれてるんダ。君達は知らナイ。いや、知ってはならナイんだヨ。」


“この道に進むのは俺だけでいい、一人で十分だ。”


どこかで頭がチクリとした。