「襲われる?え、ホモ多いのか?」


「俺は興味ないけど可愛い系は狙われやすいらしい。」


ハァ…とため息をついてさっき買ってきたパンを頬張った。

この会話はちょっと嫌いなんだ。なんというか…耐性はあるけど好む内容じゃない。

要は、人目につく場所と数人。この条件で行動すれば少しは大丈夫だしね。

そう思ってると、


「…6人…始めに左左右後ろ右上。」

誰かが近づく気配がして、無意識に呟いた。

けど…命を狙ってる訳じゃないようなもっと…悪い予感がする…。


「あれ、もうバレタノ?うわー予定通りダネ。やっぱり父親譲りの能力も健在カ…久し振りダ、狼直哉。」


「……ノアなんでここに…!」