何でフラれたのかな、



私、なんかした?




「あいつは結構な恥ずかしがりやだから…。多分まだ好きだよ」






2月20日

良い天気だ。


私はあの言葉を信じて、

精一杯の


ありったけの勇気を出して渡してきた。




「ぁりがとう…ございます……」


少し頬を赤らめている。

きっと天気が良いからだ。


私の思い込みかな…




 ”喜んでくれてる? ”




すっきりした気分だ。



――のはずなのに…


何で?

何で涙が止まらないの?



一生懸命作ったチョコをぐちゃぐちゃにされたあの日から

私は君がずっと怖かった




4月――。

クラス発表の紙が貼り出された――


私は心臓が止まるかと思った。













そう、


君と同じクラスだった。




怖かった。



君と会うのが。






怖かった。



君の目が。






怖い。


周りの…視線……








教室に着いた。




私の席は、一番前。









隣は………













君。









気まずい。





一週間目。…怖い……




二週間目。怖い…




三週間目。……怖い?




四週間目。…?







五週間目。話したい…






……あれっ?





怖いんじゃなかったの?







何で?























あ、



そっか。

















私――

















まだ、君の事が好きなんだ。