いつも目が合う度に吸い込まれていた彼の瞳に、今日は全てが呑み込まれた。
片想いだった彼に、学校で…。
……キスされた。
生まれて初めてのキス。
私のファーストキスは片想いの彼だった。
◆ ◆ ◆
今日も、いつもと同じ様に廊下ですれ違った。
目が合うのは、いつものことだが、今日はそれだけではなかった。
私は腕を捕まれひとけの無い場所へと連れていかれた。
「……え!」
驚いて声を上げてしまったが、彼には聞こえていないらしく無言で私を引っ張って行く。
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