沖田さんの言葉が頭から離れず。

気付いた時には、もう屯所の外にいた。


ああ、これじゃあ。
ただ逃げてるだけじゃない。

ちゃんと、沖田さんに話とけば良かったなっ…



って、もう遅いか

今ごろ、私の処分とか決めてるのかな。

そこには、沖田さんもいるんだよね…。




さっきから沖田さん、ばっかり。ふふ


なんか、笑えてきた。


『私って、なんなんだろ…。』

いつのまにか、見慣れない場所を歩いていた私は。


近くにあった、橋にもたれかかれ。

川に写る自分をただ…



何かを知りたくて、
眺めていた。