彼女といると、どうも調子が狂う。 いつもなら、女の心配なんかしない。 でも… なぜだか、ほっとけないんだよ。 そう歩きだす君に、僕はいつの間にか腕を掴んでいた。 『えっ………』 驚いたのか、目を大きく見開いていた。 僕だって、正直驚いている。 でも、このまま行かせてはいけない気がした。