「今度……さ」 「え?」 「どっか遊びに行こうよ。 ……二人で」 え……二人……? それって…… 「デート……みたいな。 ……ダメかな?」 「そ、そんなこと……ないです」 心臓がバクバクして止まらない……。 どうしよう……嬉しすぎる。 先輩の手があたしの髪から肩へと動く……。 先輩に触れられたところが……熱い。 「あのさ……音……」 先輩が何かを言いかけた……そのとき。 ガタン!!と入り口から音が聞こえてきた。 驚いて振り返ると、そこには…… 「お前ら……」 バスケ部員の姿が……。