杉山君は私と杉山君が似てるって言った。
叶わないと分かってる恋をして……
たくさん辛い想いをして……
友達を傷つけた……。
あの日……初めて授業をサボった日。
屋上で杉山君と話した時……少し救われた気がしたんだ。
気づいちゃいけなかった恋心……。
何度も忘れようとした。
きっと自分に正直になれたのは……杉山君のおかげだと思う。
でも、こんな私をずっと支えてくれたのはアサちゃん。
私の悩みを全部聞いてくれて、心配してくれて……。
アサちゃんがいなかったら、きっと自分の中に全部溜めこんでいて本当の気持ちを誰にも言えなかったかもしれない。
アサちゃんには感謝しきれないほど感謝してる。

