教室の前に着くと、ちょうど杉山君が教室から出てくるところだった。
何で杉山君が……?
「……沢木」
杉山君は私に気づくと、笑顔を作った。
でも、その笑顔は寂しそうで……。
作ってることぐらいすぐに分かった。
「……杉山君」
「俺、自分の気持ち……伝えたから」
「え………」
それって……告白した……ってこと?
なぜだか分からないけど……少し胸が痛む。
「沢木も頑張れ」
そう寂しそうに笑いながら言って、杉山君は教室から離れて行った。
結果は教えてくれなかった。
……でも、何となく分かっていた。
杉山君も分かっていて告白したんだと思う。
きっと……後悔はしてないはず。

