たくさん泣いて目が赤くなってしまった私。

さすがにこのまま授業には戻れなくて……私は生まれて初めてサボった。

アサちゃんも一緒にいるって言ってくれたけど……さすがに悪いから。


《どうしたの!?大丈夫!?》


音ちゃんから送られた一通のメール。

音ちゃん……授業中にメールしちゃダメだよ……。

サボってる私が言えることじゃないけど……。


大丈夫、と返信をして屋上からの景色を眺める。


「いい天気……」


雲一つない青空……。

今の私とは大違い……。


「……空っていいなぁ」

「何黄昏てんの?」

「えっ……!?」


私はビックリして振り返った。

すると、そこにいたのは……