恋愛、友情。ときどき涙。



「はぁ………」


どうしようかな……。

先輩に来てって言われてたんだけど……。

あの様子じゃしばらくは……。


「……音羽?」

「海斗」

「お前、こんなとこで何やってんの?」

「……考え事」

「お前でも考えることあるんだ?」

「ちょっ……失礼な!」


ははっ!と笑う海斗を見ると何か少し安心する。


「小倉と沢木は?」

「屋上」


……あたしも戻ろっかな。

これ以上ここにいても仕方ないし……。

うん……戻ろ。


「音羽」

「ん?」


呼ばれて振り返ると、ポンッと優しくあたしの頭に海斗の手が載せられた。


「何があったか知らねぇけど、あんまり考えすぎんなよ」

「海斗……」