控え室ではあたしと隼人の2人きりとなった。









「なんか、すごいことになっちゃったね。」








「あぁ。でも、俺すっげーワクワクしてんだ。自分の気持ちを作品にぶつけるのって初めてでさ。あの、翔太とのやりとり、すっげー楽しかった。演技してて1番楽しいって思った。」










「あたしも。こうやって、自分の気持ちのまま台詞言えて、演技が出来て…。それってすっごく貴重なことだし、幸せなことだと思う。だから、あたしは伝えるよ?隼人に自分の気持ちを全部…。」









「遥香…。」