そ、そんなことしないでよー… 余計好きになっちゃうじゃん… 隼人は、教室に戻ろうと資料室を出ようとしたが、あたしのほうに振り返った。 「ドラマ初主演、おめでとう!!じゃあな!!」 そう言って、隼人は資料室から出た。 あたしは、その場にしゃがみこみ、あまりのうれしさに動けなかった。