「パティアちゃん!!」




扉を開くと、パティアちゃんのキョトンとした顔が私を見た。この部屋、防音なんだ。外の音が全く聞こえない。




「……ていうか、窓ないんだったこの部屋!どうやって逃げろと!?」




結局元の道に戻らなきゃならないじゃん。カイルの馬鹿!私も馬鹿!!




「迷ってる暇はないっ。おいで、パティアちゃん。カイルの所に行こう」




するとパティアちゃんは喜色満面の笑顔で私の元に駆けてきた。私は上着を脱いで、パティアちゃんに被せた。




そしてパティアちゃんを抱き上げ、階段を降りて行く。戦ってる音は聞こえない。




カイルっ……!




下へ行くと、壁にカイルはへたり込んでいた。あちこちから血が流れてる。




「カイルっ?」




パティアちゃんがとても心配そうな声でカイルを呼んだ。




「待ってて、すぐ治療するから」