森の上を突き抜けて、私は上空から国内に入った。街の至るところから火や煙が上がっている。
どうしていきなり、こんな戦争みたいな……。主犯は誰っ?絶対に許さないんだから!!
パッと見、お城の方が一番被害が大きい。争いでは、頂点に立つ者が捕らえられたり、殺されてしまえばそこで終わりだ。
王様達を守らなきゃ!
私は一直線にお城へ飛んでいく。お願い、皆無事でいてっ。もう誰もいなくならないでっ!
お城に着くと、城門はすでに突破されていて、見方か敵かわからないけど、沢山の人間が血を流して死んでいた。
王様は何処にいるのっ?
下を見ると、見慣れた黒い人が走っているのを見つけた。カイルだ!
「カイル!」
私は降下しながらカイルの名前を呼ぶ。私に気付いたカイルは、吃驚したような、安心したような顔をした。
地に足をつくと、誰かの血でグニャリとしていた。気持ち悪い……。


