「お嬢様。彼女は、カイルさんのことが好きなんですよ」




「…………えっ!?」




私の中で最も思いもよらない答えだった。




「シアンはあぁ見えて意外とシャイですからね〜、こういったことに関しては」




そういえばシアンの口からそんな言葉が出るのなんて見たことないし、第一想像も出来ないし考えられない。




それにしても……。




「パティアちゃんは一体カイルの何がいいんだろうね?」




「さぁ……。それは、本人に聞いてみないとわかりませんね」




確かに優しいし、かっこいい部類に入るけど……。私としては、何かが違う。何が違うのかはわからないけど。




やっぱり黒ずくめがいけないのかなぁ。それとも言動?




んー、わかんないからもういいや。




「でもそっか、そう言われれば納得。好きな人のこと悪く言われたら嫌だよね」




知人だけでも嫌なのに、それが好きな人となれば尚更。




「よしっ、疑問も解決したし、部屋に戻ろう」