夜露に濡れた植物が、昇ったばかりの朝日に反射して煌々と輝く。まだ静かな庭園に、鳥のさえずりが聞こえた。
朝って本当に爽やかだなぁ。いつもこんな朝を味わいたいものだよ。
「それでねティス。聞きたいことっていうのは、パティアちゃんのことなんだけど」
「あぁ、彼女のことですか」
「昨日シアンに聞いても答えてくれなかったんだけど、パティアちゃんはどうしてシアンが嫌いなの?」
ティスはパチパチと数回瞬きをして私を見た後、クスクスと笑い始めた。な、何で?
「お嬢様にはわからなかったんですね。彼女が何故シアンを嫌うのか」
「うん、全然」
「ふふ、これはシアンの口からは言いたくない言葉ですね」
「だから、何なの?」


