何故2人は私に付いてきてくれるのか。それは私にもわからない。昔一度聞いたけど、はぐらかされてしまった。知りたいけど、踏み込めない。





ううん、違う。





私だって踏み込んでほしくないことがある。その気持ちがわかるから、私は踏み込まない。




だから、ごめんなさい。これ以上は、もうやめて……。




不意に、頭をくしゃくしゃと撫でられた。驚いて見上げると、そこにいたのはカイル。




「んな顔すんなよ。お前が嫌ならオレはもう何もしねぇよ。だからほら、笑え。お前に沈んだ顔は似合わねぇ」




「カイル……」




「リオン、笑って。リオンの笑顔、パティアだいすき」




「パティアちゃん……」




視界が段々滲んでいき、ポタポタと涙が溢れる。止まらない。




「うぉいっ、泣くなよっ」




「う〜っ、だってだって、2人共優し過ぎるんだもんっ」




こんな私には勿体ないくらいに。2人は優しい。私はこんなにも我侭なのに、それなのに。




「わかったわかった、だから泣くな」




「うんっ……」




だけど涙は一向に止まらなくて。その後しばらく私は泣いたままだった。