ただ1つ残念なのは、窓がないということ。パティアちゃんのことを考えたら当然なんだから仕方ないけど。




「遊ぼ」




パティアちゃんが、近くに転がっていたぬいぐるみをズルズルと引きずりながら笑顔で駆けつけてきた。




あぁもう、可愛すぎる!




だけど突然冷たい表情になった。




「シアンはいや」




そっか、パティアちゃんはシアンが嫌いなんだっけ。



「う〜ん、じゃあ悪いけど、シアンは何処かで修練でもしてて」



ここにいたって暇だろうし。その方が効率良く時間を過ごせるよね。




「わかりました」




私に向かって一礼をすると、早くここから出たいのか、早足で去っていく。そんなシアンの後を、カイルが追っていた。




「付いてくるな」




「だってお前、オレがいないと出られないだろうが」