お昼が終わった後、私達はお城の周辺を大きく迂回して、裏口から城内に入った。カイルは入ってすぐの壁に手を付く。



誰もいないのを確認すると、ぼそっと低く何かを呟いた。




すると、ただの壁に長方形の穴が開き、その中から階段が顔を覗かせていた。




パティアちゃんがその中に入って行く。



「ほら、お前らも早く行け」




「あ、うん」




私達がパティアちゃんの後ろに続き、カイルが最後に入ると、また何かを呟いた。




穴はキレイに消え去り、一瞬真っ暗になったけど、ぼんやりと仄暗い明かりが点いてまぁまぁ見えるようになった。




階段は螺旋状になっていて、登り切った先には真っ白な扉があった。




パティアちゃんはその扉を開く。




「うわぁ……」




中はかなり広かった。壁や床、天井、その他の殆どの家具が白に統一されてる、純白の部屋。



ぬいぐるみや積み木、人形なんかは普通だけど。