パティアちゃんがカイルの裾をクイクイと引っ張って、呟いた。
「サラダ、生ハム」
「あぁ、生ハムサラダな。よーしよし、ちょっと待ってろよ。お前らは何食うんだ?今日は特別にオレの奢りだぜ」
「本当ですか!では遠慮なくいきましょう、お嬢様っ」
奢りと言う言葉に、ティスが食いついた。食いしん坊なんだよね、意外と。その細い身体のどこに入るんだろう……。
それに加えてお金の管理にも煩いから、ティスとしてはこの上なく嬉しいんだろうね。
「そうだね、兵士さんなんだから高給だろうし、ガッツリいこうか」
「おいおいおい……。少しは遠慮するってのが礼儀ってモンだろ」
「礼儀?何それ、美味しいの?」
「の野郎……。可愛くとぼけやがって」
「それより早く決めよう。あんまりパティアちゃん待たせちゃ悪いもん。
私はカルボナーラにコーンポタージュ、それからデザートにスフレとクグロフで」


