何か適当……。それより、王女様が街中を歩いてるっていうのに、どうして皆いつも通りなんだろう。




たまに横目で見る人はいても、物珍しげなものを見る感じだし。いや、物珍しいだろうけど。敬ってる感じはないんだよな〜。





「ところでお前ら、昼は食ったか?」




「ううん、これから」




「じゃあ丁度良かった。一緒に食おうぜ。な、パティア」




カイルがパティアちゃんの頭をポンポンと撫でた。こうして見ると、ただの兄妹にしか見えない。それも黒と白の正反対な。




「ん。一緒に食べる」




と言いつつ、もう一度私を睨んだのは何故?私、嫌われてる?




「そんじゃ行きつけの店まで行くとするか」




カイルの言った行きつけの店は、小さなカフェだった。




色とりどりの花がバスケットの中に飾られてて、電球も花の形してるし、可愛いお店だな。




「いらっしゃい、カイル、パティアちゃん。それに新しい3人様」




ポニーテールのウェイトレスさんが出迎えてくれた。




「案内するわ」




案内された席は、奥の少し暗い席。パティアちゃんはそこに、率先して座った。




「サンキューな、シャロン」




「別に。可愛いパティアちゃんのためだもの。ここに座ってた客を追っ払うくらい、朝飯前だわ」




……追っ払ったのか……。