『はっ、退治屋のクセに退治が嫌いとはな。笑わせてくれる。それに貴様、どうやらただの小娘ではないらしいな。




先程のバリアといい、己の言葉がわかることといい、奇妙な奴よ。




そこの2人は理解に及ぶ。貴様は一体何者だ』




私が何者かなんて、そんなの、ただの……。




「ただの、奇妙な小娘だよ」




『ふん、中々面白い。だが解せんな。何故こやつらは貴様にへりくだっている?




貴様の様な小娘に』




「えと、彼等が私の家系に代々仕える一族だから」




本当は昔一度、使用人全員解雇したんだけど、この2人だけはそれに従わずに付いてきたんだよね。




そうでなかったら私は一体どうなってたかな。




『……ふん。人間如きに服従するなど、己には到底理解できんな。




……それも、常に人の姿でいるとは。そなたらの気が知れんよ』