「外見は可愛らしい女の子です。ちらっと見てきましたけど、綺麗な人でした。




あ、でも安心して下さい。お嬢様の方が私は好きですから♪」




「戯れ言はいいから続けろ」



「戯れ言じゃないのに……。えと、軽くウェーブのかかったロングのプラチナブロンドです。




目は青かったですね。両サイドに髪飾りしてました。大小異なる2つの青と緑の玉から黒い紐が出てて、その先に羽が付いてました」




「……その情報は必要事項なのか?」




「勿論。内面は、純粋な子供がそのまま育った感じだそうです。警戒心も薄いようですし……。少し変ですよね」




「……そうだね。昔その人は血を吸われるような被害にあったのに、警戒心が薄いのはやっぱり……」




やっぱり吸血鬼さんは、そんなに危険視されるような人じゃないんじゃないかなぁ。




「あ、名前はルーシェさんと仰るそうです。




で、この家ですが、元は母方の職場だったようです。何でも、植物学者だったとか。まぁ当然ですが、堀には泉の水を入れていたそうですね。



ルーシェさんも度々訪れていて、森から必要な植物を取りに行ったりしてたとか。その母親も、数年前に死去したそうで。



過去に関してはこのくらいしか集まりませんでした。現在は恋人もいるようですよ。あ、因みに独り暮らしですって」