"導かれし者……。貴女は私を、欲しますか?"
「えっ?」
"貴女の中には懐疑がある。その懐疑と向き合い、選択して下さい"
「懐疑……」
それは、強くなるには、どうしたらいいか。そもそも強いことは何?何を持ってして人は強者と言うの?
絶対的な破壊力だけでは、それは真に強いとは言わない。ルゥはそう言ってた。なら、何が足りないの?
……守る、こと?
誰かを守ったことなんてない。傷付けることしかわからない。だけど、それじゃ駄目なんだ、きっと。
攻めも守りも兼ね揃えての、真の強者。ルゥはいつも誰かを守ってた。今日だって、私を守ろうとしてくれた。
だけど私には、それが足りない。守り方がわからない。
"私は破壊の力をあまり持ちません。主に、防御・治癒に特化しています"
……この刀を手にすれば、自分も他人も守ることが出来る。私は、強くなれる。なら、答えはもう決めた。


