「ふぅん……。まぁ、これ以外貴女に付き合う暇も義理もないし、成仏してもらうね」




ルゥがそう言うと、白姫の輝きが増した。女王はその様子を、キョロキョロ目を動かしながら見ている。



この期に及んで、まだ逃げようと企んでるの……?どうしてそこまで、生きたいと願うんだろう。もう死んでるけど。




「さっき白姫が教えてくれたんだ。白姫の付加能力は『光』。助ける力なんだ。だから、幽霊も浄化出来るんだって」




「っ!?待って!!」




その言葉にルゥはニッコリと微笑んだ。月夜に映える、とても綺麗な笑顔だった。




「カタルシス」




多分それが合図の言葉。白姫の光が女王の身体を包み込んだ。女王の身体は次第に小さな光となって消えていく。




「……あ、れ……。何かしら、何だか心が満たされるわ。綺麗になっていく感じ……」




そして女王は、完全に消えた。最後に満足して逝くなんて、ずるい。





―――と、その時。