「罪を上乗せ?あぁ、そうね、霊獣は聖なる生き物、神獣と崇められているものね」
「だけど、霊獣は希少。滅多に人の前に姿を現さない。あの種のグールが量産されてるのは、どうやって?」
「別に。霊獣一匹捕まえて、キメラにして、クローンを大量生産しただけ」
……見放されてたからこそ出来た悪徳。命を無残に扱える、その惨さ、無慈悲。一昔前の、私のような気がする。
今もあまり変わらない。関係のない命を散らすことはなくなったものの、それは『壊す』という行為をしていないだけ。
破壊行動を、留めているだけにすぎない。それ以外の術を知らない。守るって、どういうこと……?壊さないことは守ること?


