その言葉を残し、シオンの精神は再び奥底に封印された。トサリと、お嬢様の身体が血にまみれた床に力なく倒れた。
それを合図に、お嬢様の倒れている床がピシピシと割れていく。このままじゃお嬢様がっ……!!
しかし、助けに行くより早く、また大きな爆発が起こり、お嬢様が床と共に落ちていく。
「お嬢様っ!!」
ティスも僕も身を乗り出して穴に飛び込もうとするが、横から吹っ飛んできたグールに弾き飛ばされる。
下を見ると、別の穴が空いていて、そこからグールがうじゃうじゃいるのが見えた。
くっそ……!!
「お嬢様ーーーっ!!」
無常の風は時を選ばず。そんなのは知っている。だが、僕は、それでも……、それでも……。


