何かが爆発した音が響いた。大きく城が揺れ、収まる前にガラガラと崩れ始めた。さっきの爆発は何だ!?



いや、それを考える前に……。




「シアン、行きますよ!!」




「わかっている!!」




シオンが久々に身体を持ったからか、体勢を崩して膝をついていた。しかも立て続けに起こる爆発による振動のせいで、立て直せないらしい。



このチャンスを逃すわけにはいかないっ。



僕は魔力を集中させる。闇のように黒い光が僕とティスを包む。




「「二度と出てくんな!!」」




黒い光がシオンに向かって一直線に伸びる。シオンはそれを見、悔しそうに顔を歪た後、また笑みを浮かべて高らかに笑った。




「私はまた復活します。その時はもう誰にも止められません。貴方達の苦痛と絶望に歪む顔が今から楽しみです」