「何戯れ言を抜かしているんですか?貴女はとうに死んでいるじゃありませんか。おかしなことを言う人ですね」




「死んでなんかいないわよっ!私はこの通り生きているじゃないっ!」




「では聞きますが、今、痛いですか?その足」




「……え……?」




女王は動きを止め、自らの足を見た。ようやく気付いたのか。しかし、早くシオンをどうにかしないと。




「……痛く、ないわ……。え、じゃあ私は、幽霊……?嘘……嘘よぉ……こんなの何かの間違いだわっ!」




尚も喚き散らす女王。そんな女王をシオンは冷めた目で眺めていた。やめろ、やめろ、やめろっ……!




「幻想と現実は違うのですよ、女王様。さっさと成仏して下さい」




「だって、だって、血がっ!ちゃんと流れてるわっ!」




「それはですね女王様?貴女の思い込みで生み出されてる、ただの幻です」



シオンの顔が、狂気を含む笑顔に変わった。