グールは肢体が千切れ、ばらばらになって辺り一面に散らばっている。その数が尋常ではない。そのため、文字通り血の海が出来ていた。




殺られ方も半端じゃない。惨殺死体だ。いくらモンスターとはいえ、あまりにも酷すぎる。




壁には瞳孔を小さな杭で飾られた、グールの目玉。一つだけじゃない。無数に打ち付けられ、音符の形を作っていた。



足元にはグールの解体死体。胸から鳩尾まで一直線に裂かれていて、内臓がぐちゃぐちゃ掻き混ぜられている。



口元も耳元までビリビリに裂かれ、その端にある筈の耳は乱暴に取られていた。口からだらりとたれる舌は、先から二つに分かれている。




爪は床を水玉模様に飾っているし、指は肉だけ千切られ、骨しかない。足は変な形に曲がっている。




そんなのばかりだ。




こんな地獄絵図のような光景にした犯人は、考えたくもないが、1人しか考えられない。




どうして……。