―――シアン―――





……何だ?何か、嫌な感じがする。まさか、お嬢様の身に何かあったのか?急がないとっ。




「おい、走るぞっ!!」




「ええぇぇっ!?なーんて言ってられないか。ミウ大丈夫?」




「平気」




僕は全速力で駆け抜ける。お嬢様はこっちだ。もう少し、もう少し、もう少しっ……!!



広い部屋に出た。謁見室か?それより、お嬢様は……。










「………お嬢、様………?嘘だ、何で……。お嬢様は……」










「はぁ、はぁ、………え?何だ、コレ」




目の前に広がる光景は、誰も予想していないし、予想すらも出来ない光景だった。