「砕けろっ!!」
何となく言ってみたその言葉に呼応するかのように、拘束具がけたたましい音と共に砕けた。
リオンちゃんふっかーつ!!さ、彼女の元へ行かなきゃね。……その前に、ここを突破しなきゃね……。
無理無理無理っ!死刑宣告されたのと同じだよコレっ!?私霊力とか持ってないし。
「まあまあ、お転婆なお姫様だこと。一体どんな教育を受けたのかしら?不思議ねぇ」
「教育ならまともに受けたけど、私、そういう性格じゃないんだ。大人しいだけのお姫様なんてつまんないよね」
「それで、この状況をどう打破するのかしら?見物だわ」
「そうだね、例えば……。もう仕掛けてる、とか」
「……?」
女王様は辺りを見る。だけど、部屋に特に変わったことはない。そうだね、部屋自体には変わったことはないけど、ちゃんと仕掛けたよ。
えへへ、騙されてくれると嬉しいな。


