目覚めたら、部屋が滅茶苦茶なことになっていた。床が、抜けてる……。そしてグール一杯、気持ち悪いっ!!



あれぇ?シアンの声が聞こえたと思ったんだけど……。気のせいだったかなぁ。




「ん……。あれ、動けない」




確か気絶させられて、それから今に至る、か。何これ、拘束されてる。どうしよう。




「……あら、あまりの騒音で起きちゃったかしら」




あ、女王様。……無視しよう。えと、抜け出すには……。一か八かやってみよう。



私は魔力を集中させる。少しして、私の身体が薄い水色に包まれた。




「何をするのかしら?水系統の魔法では何も出来ないわよ」




確かにこの水色は水系統の魔法色。魔法は使う種類によって、それぞれの色の光が身体を包む。水色は流水(るすい)魔法の色。



だけどね女王様。先入観に捕らわれたらお終いだよ。水色は流水魔法だけじゃない。