それにしても、埃っぽい……。長らく掃除はされてないように見える。シャンデリアにも蜘蛛の巣が張ってあるし。人の気配もないな。



……実はこの城、女王とあのメイドしかいないんじゃないか?




「あっち」




ミウがスタスタと先に進む。探知魔法も使えるのか。どうやら魔法の心配ないらしいな。




「このお城さぁ、何かざわざわする。強大な力がある。姫達と似たような感覚だけど……」




「だが、翠姫ではないだろう。彼女は大人しい性格。もしかしたら、別の『姫』がいるのかもしれない」




「やっぱり?ま、何にせよ、今はリィとティスの救出だね」




「あぁ」




「でもさぁ、こんだけ敵が現れないって、どういうことだろうね」




「さぁな……。だが、気は抜くなよ」




「当前。こんなことで気を抜いてたら、船長なんて務まらないからね」




それもそうだ。