ミウも蒼姫を抜いた。使い方は伝授されてあるが、問題は使いこなせるかどうかだ。というか、刀の心得はあるのか?



構えは普通だ。握る手にも、不要な力が入ってるようには見えない。足も右足が下がっている。




「行きますよ」




メイドはそう言い、一気に攻めこんできた。意外と速い。




「はっ!!」




メイドが右から攻撃を繰り出した。しかし、その時にはすでにミウの姿は正面にない。




「なっ、どこへ!?」




「凍てつけ」




一瞬でメイドの背後に回ったミウが、能力発動の呪文を唱えた。刀を一振りすると、一瞬遅れた後にメイドの足元が凍った。




「なっ、くっ……!!」




メイドは自らの剣で氷をかち割ろうとしたが、氷は剣を弾き、反動で剣は刃こぼれた。