次の瞬間、身体がずっしりと重くなる。まるで何かとても重いものが乗っているかのように、私達は床に沈んだ。
重力魔法……。厄介なの使う奴がいた。
「さ、台車で運んで。お嬢様の方は丁重に扱いなさい。そっちのはどうでもいいから」
「かしこまりました」
私は丁寧に乗せられる。けどティスは、完全に荷物扱い。ううん、荷物より酷いや。
私達は衣装部屋に着く。部屋は、有り得ない程の量の服で埋め尽くされていた。
「ノノ、一番綺麗なドレスを着せてあげなさい」
「かしこまりました」
私は試着室へ連れていかれる。動けないから、されるがままにドレスを着せられた。確かに綺麗だ。って、感心するな私!
「わ〜ぁ、やっぱり可愛いわ。私の目に狂いはなかったのね。ふふ、彼女を後で特別鑑賞室へ飾っておいて」
さて……。そう言いながら、彼女はティスの方を向いた。てか、特別鑑賞室って何!?
「まあまあ、顔赤いわよ?見惚れるのはわかるけれど、貴方がすると折角の彼女が汚れてしまうわ。やめて頂戴。
貴方はそのままでいいわね。面倒だし。うーん、やっぱり殺してしまおうかしら。いえ、やはり引き立て役ね」
シアン……。ルゥ……。早く助けに来てぇぇぇっ!!


