えと、グールにはやっぱり火炎魔法かな。苦手だけど、やったれ!!




「はっ!!」




火炎弾を放った。いびつで小さい、未熟な弾だけど。グールは火炎弾に構わず突っ込んでくる。え、馬鹿なの!?




「えっ、嘘、どうして!?」




火炎弾はグールをすり抜け、壁に当たって分散した。木製だから、壁はみるみる内に燃え広がっていく。



眼前まで迫ってきたグールが、とどめをさすために大きく腕を振り上げた。




「馬鹿にしないでっ」




私は横に転がる。グールの攻撃は壁に激突し、ガラガラと音をたてて壁は崩れていく。あぁ、ロザリアさんの家がっ。




「ア゙ァ゙……ァ……アハ、アハハハハハハ」




わ、笑ってる!?気持ち悪いっ。てか怖っ!私こういうの嫌いなのに。




「アハハハハハハアハハハハハハッ」




「っ!?」