ルゥの眼が微かに揺れた。
"途中でいなくなる"
これこそルゥの、最も恐れていること。誰かが消えていくこと。そこに何もいなくなること。
「……ルゥ。私も同じ意見だよ」
「……はぁ。仕方ないなぁ。わかった、そのつもりなら、付いてきてもらうね。
何か放っとくと黙って付いてきそうだから怖いし。ただし、ミウは僕の傍を離れないこと」
「うんっ」
ミウさんは力強く頷いた。えへへ、ミウさんはルゥのいい仲間になってくれそう。
傍にいて、いい支えになってくれるといいな。ルゥは本当の意味では、周りに頼ったりしてないから、心配なんだよね。
「話がまとまったなら、そろそろ夕餉にしましょうか。今日はゆっくり休んで下さいな」
「あ、いえ、僕達は船に戻ります。お話有り難うございました」
「ふふ、いいのよ。どうか皆さんに、神のご加護がありますように……」


