叫びつつ歩くこと約15分、ロザリアさんの家にやっと着いた。あぁ、何て長い道のりだったんだろう……。
ルゥがボロボロの扉を軽く叩く。軽く、だったのに、扉はギシギシという崩壊寸前の音をたてた。おんぼろ……。
「すみませーん。依頼を受けた退治屋ですけど。ロザリアさんいますか〜?」
すると、キィィという音と共に、誰かが顔を覗かせた。霧でよく見えないけど。
「ロザリアは私よ。さぁ、早く中に」
私達は素早く家の中に入った。中は薄暗く、明かりは何本かの蝋燭しかない。窓は曇っていて、床や天井の隅には蜘蛛が巣を張ってる。
壁は所々亀裂が入って、家はかなり危ない状態だ。しかも時々、黒い影が窓から覗いてくるし!!
「適当に座って。ごめんなさい、折角来ていただいたのに、お茶の一つも出せないの」
「いえ、構いませんよ。まずは、リィ達の用事から先に済ませよう」


