―――リオン―――





「……と、いう感じです」




幻影魔法(ビジョン)が消える。えと、つまり、




「リンくんがここに来るの?」




「らしいですね」




「納得のとこ悪いが、リンってのは誰だ?」




カイルが素朴な疑問を提示した。あ、そっか、カイルとパティアちゃんは知らないのか。言っていいのかな。




「僕達が話していい事じゃない。知りたいのなら、本人から聞けばいい」




「何だそれ?」




「まぁ、それは置いておきましょう。問題はどうやって来るかですね。ここはお城ですし……」




「あ、そっか。外に出た方がいいかな?」




「中にいるよりは、外にいた方がいいというのは確実ですが」




「じゃあ外にいよう」