え、何でわかるのですかぁっ!?探知魔法は知らない気配は探れない。私でさえ掴めなかった気配を、一体どうやって?




私はルーシェさんの後を慌てて付いていく。私程ではありませんが(自慢ではありません)、意外と足が速いのですね。




ルーシェさんの後を付いていくと、遠くに誰かが見えた。あの後ろ姿にあの金髪は……。




「あれ、リン来てたの?」




リンだった。リンはルーシェさんの言葉に反応して素早く振り返る。




「ルーシェ。まだいたの?」




「うん、だって、困ってる人を放っておけないもん」




そしてルーシェさんは私の方を向き、少し顔を赤くして、照れたように微笑んだ。




「ごめんなさい。私、リンが近くにいると自動的にリンの気配感じて、リンのトコに来ちゃうみたいです」




「別にそれは構いませんが……、……!」




不意に嫌な予感が胸をよぎった。同時に、お嬢様の笑顔が脳裏に浮かぶ。まさか、お嬢様に何かっ!?




私が走り出そうとすると、リンの制止がかかった。




「待って。この騒動が収まったら、君達の所まで行くから、待っててほしいんだ」




「わかりました。では、失礼しますっ!!」