「そんなっ、翔炎たちが知れば喜ぶよ!旦那さんだって!」 俺が言うと十六夜さんは 『皆と....あのひとが』 切なそうに笑って俯いた 『...勝手に居なくなってほんとに悪いなって思ってる』 「っじゃあ、何で戻って来れないんですか...」 『詳しいことは話せないけど、お世話になってる人間のおじいちゃんがいるの』 おじいちゃん? 『うん、そのおじいちゃんは身体が弱くてね。あと少しの命らしいから、最期まで一緒に居たいの...』