「いつ出るの?」 「昼過ぎ」 「宵美にはもう言ったんでしょ?」 「ああ、今準備してんだろ」 「そう、わかったわ。」 十六夜さんが言うと獅蛇は背中を向け転がり、肘を頭の下に敷いて寝始めた 「最近忙しかったからね」 獅蛇の長い羽織を丸出しの腹にかけながら見て笑った 「ねぇ、皆」 「何?」 と十六夜さんの方を見る 「やっぱりお昼過ぎでいいから学校行ってみて?なんか、嫌な感じがするの」 困ったように俺たちを見て、顔をしかめた